親元から離れて、春から新生活を始めるんだけど、折角だからおしゃれで快適な部屋にしたいんだ。コーディネートのコツとかあったら教えてほしいです。

1人暮らしのワンルームでは家具のコーディネートが重要です。

好きな場所に好きなように家具を配置すると、あとから後悔してしまうかもしれません。

丁寧にご説明いたしますので、よろしくお願いいたします。

今回の目当て

ワンルームでの快適におしゃれに仕上げるインテリアコーディネートに学ぶ。

1人暮らしインテリアをおしゃれ&快適に仕上げるコツは?

人暮らしの部屋のインテリアにおいて最も重要なポイントは、「実用的で自分好みの空間にアレンジすること」です。限られたスペースを自分が好む居心地の良い場所にするために、まずは以下のポイントを明確にすることが大切です。

目指したいインテリアスタイルを決める

1人暮らしの部屋は、自分好みのインテリアスタイルを自由に楽しめるという魅力があります。

例えば、シックな「モダンスタイル」や暖かみのある「ナチュラルスタイル」、可愛らしい「フェミニンスタイル」、シンプルで居心地の良い「北欧スタイル」、南国のリゾートをイメージした「アジアンスタイル」など、様々なスタイルがあります。

一つのスタイルを選んで、そこに統一感を持たせることが大切です。

他のスタイルのアイテムを組み合わせることもできますが、おしゃれに見せるのは難しくなってしまいます。さまざまなスタイルのアイテムを混ぜると、部屋が乱雑に見えてしまうため、1つのスタイルに絞って考えることがおすすめです。

どのような暮らしがしたいのかを想像する

家具選びやレイアウトをしやすくするためには、部屋でどのように過ごしたいかを事前にイメージしておくことが重要です。

ただし、部屋の大きさや形状によっては、置ける家具やレイアウトが限られる場合があります。部屋のサイズを考慮しながら、過ごし方をイメージすることが大切です。

1人暮らしの家具を上手に選ぶポイントはありますか?

自分が作りたいお部屋のスタイルや過ごし方を決めたら、家具を選ぶ時のつのポイントを知っておくと、一人暮らしに必要な家具を選びやすくなります。

【その1】食事の場所を考えて家具を選定する

まずは、食事をする場所について考えましょう。

お部屋にダイニングスペースがある場合は、一般的に「ダイニングテーブル+椅子」を置くスタイルが多いです。

1人暮らしのお部屋の大きさや形によっては、床に座って食事をする場合もあります。その場合は、ちょうど良い高さのローテーブルを用意しましょう。食事や読書をするときは、テーブルの天板と脚の間(差尺)が30cm程度あるとちょうど良いです。

もしソファに座って食事をしたい場合は、少し高めのテーブルにしたり、昇降タイプのテーブルにしたりすると良いでしょう。

【その2】大型家具はお部屋のサイズに合わせて選ぶ

大きな家具、例えばベッドやソファを設置する場合は、お部屋の広さと、その家具が占めるスペースを考慮することが大切です。特に、ワンルームのような場合は、広すぎない大きさのベッドやソファを選ぶことが必要です。大きすぎると、お部屋に入らない場合があります。

【その3】手持ちの荷物に適した収納スペースを確保する

生活のしやすさには、収納スペースがあるかどうかが大切です。荷物が多い場合は、収納付きのベッドやクローゼット一体型の姿見など、「収納付き家具」を選ぶことをおすすめします。そうすることで、お部屋をスッキリと保ち、快適な生活を送ることができます。

【その4】高さの低い家具でお部屋を広く見せる

お部屋に開放感がある雰囲気を作りたい場合は、高さの低い家具がおすすめです。高さの低い家具は、圧迫感が少なく、ワンルームのお部屋でも広く見せることができます。脚付き家具で揃えると、床が広く見えてスッキリした印象になります。

ただし、ロースタイル家具は、背が低いため使いづらい場合があります。自分の生活スタイルに合わせて、背が高い家具を選んだりすることも大切です。

【その5】照明は「調光タイプ」か「多灯使い」がおすすめ

お部屋の照明には、明るさを調節できる調光機能があるシーリングライトやペンダント照明がおすすめです。特にワンルームのお部屋では、いろいろなシーンに合わせて適切な明るさを選べると過ごしやすくなります。

また、メインとなる照明にテーブルライトやスタンドライトなどを追加して、多灯使いをするのもおすすめです。例えば、「映画を観るときや就寝前はスタンドライトのみをつける」というように、雰囲気を変えたり、インテリアのアクセントにしたりすることができます。

【その6】長く使えるかどうかも大切なポイント

家具を選ぶときは、長く使えるものを選ぶのことが大切です。そうすることで、引っ越しなどのライフスタイルの変化にも対応できます。

例えば、カバーの色を変えられるソファを選ぶと季節感を楽しめますので、お部屋の気分も変えやすくなります。

1人暮らしのワンルームは、スペースに限りがあるんだ。
「家具の配置」と言っても、アイデアとかあるのかなぁ。

過ごしやすい空間の決め手は「家具の配置」

人暮らしのインテリアを快適にするには、家具の配置が重要です。生活しやすく、過ごしやすいお部屋になるように家具をレイアウトすることが大切です。

お部屋の形状でレイアウトを考える

人暮らしの方が多く住むワンルームは、部屋の形状によって縦長か横長かが異なります。そのため、部屋の形状に合わせて家具のレイアウトを考えることが重要です。部屋が縦長の場合は、ベッドを奥側に置くと動線を確保しやすくなります。一方、横長の場合は、ベッドとその他の家具を左右に分け、中央に動線を確保することをおすすめします。

ベッドから離れた場所にレイアウトする

安心して快適な睡眠空間を作るためには、ベッド周りの家具の配置にも気を配る必要があります。ベッドの近くには、背の高い家具を置かないようにしましょう。特に、ベッドの対角線上に家具を配置することで、地震時にも安心して眠ることができます。

ドアや扉の周辺を避けて配置する

家具やラグの配置ミスによって、開き戸のドアやクローゼットの扉が開閉しづらくなることがよくあります。ドアや扉の開閉がスムーズにできるように、ドアや扉を開けた状態で家具やラグの設置場所を決めることが大切です。

ソファは動線を考慮して取り入れる

ワンルームのお部屋にソファを取り入れる際は、ベッドとの兼ね合いも考える必要があります。通常、ベッドはお部屋の長手方向に沿う形ではなく、長手に直角になるように設置することが多いです。そのため、ベッドの位置がベランダへ続く掃出窓をふさぐことになり、ベランダへの動線が悪くなる可能性があります。このため、ソファを取り入れる場合は、ベッドとソファの配置を工夫し、お部屋の使い勝手を考慮した上で配置する必要があります。

テレビの位置にこだわる

テレビの前に光源が入らないようにすることも大切です。テレビを置く場所に窓がある場合には、カーテンやブラインドで遮光するか、テレビの前に観葉植物などを置いて光を遮るなどの対策が必要です。そうすることで、テレビを見やすくするだけでなく、お部屋全体の雰囲気も落ち着いたものにすることができます。

収納棚は入り口側に置く

収納棚などの高さのある家具は視界に入ると圧迫感があるため、入り口から見えない場所に配置するのがおすすめです。家具の搬入時や通行の際にもスムーズに移動できます。

1人暮らしのインテリアにも配色のポイントってありますか?

カラーコーディネートにおいては、お部屋のサイズや形状、自然光の入り方に合わせて、明るい色や暖色系の色を使うことで、お部屋を広く明るく見せることができますよ。

また、深みのある色を取り入れることで、落ち着きや温かみを与えることができます。さらに、アクセントカラーとしてポイントカラーを取り入れることで、お部屋に華やかさや個性を与えることもできます。

カラーコーディネートは、インテリアのイメージを決定する上で非常に重要なポイントとなるため、じっくりと検討していきましょう。

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「基礎知識編」インテリアを考えるなら知っておきたい、インテリアとカラーコーディネート

ベースカラー・アソートカラー・アクセントカラーを決める

インテリアの雰囲気は、バランスで決まると言われています。心地良いお部屋づくりを目指して、まずは空間を構成する3つの要素に注目しませんか。

ベースカラー(基本の色)

1.天井
2.壁
3.床

メインカラー(主役の色)

1.キャビネット類
2.カーテン
3.ソファ

アクセント(強調、重点、力点)カラー

クッションや照明器具

目指したいインテリアのスタイルに合わせた工夫をする

賃貸物件の場合など、天井や壁、床のベースカラーを変えることができない場合があります。そんなときは、ラグを敷くことでお部屋全体の雰囲気を変えることもできます。ベースカラーが気になる場合には、まずはその色を基準にして、他のインテリアアイテムを選んでいくことがポイントです。

お部屋を広く見せたい場合は「淡い色」でまとめるという方法もありますよ

壁紙やクロスを選ぶ場合も同様に、明るい色や淡い色、縦のラインが入ったものを選ぶと、天井が高く見えたり、空間が広がったように感じられます。また、壁面を白にすることで、光の反射により部屋全体が明るく感じられるため、ワンルームには特におすすめです。ただし、全てを白にすると無機質で寂しい印象になってしまうため、アクセントには少し濃いめの色を取り入れるのも良いでしょう。

インテリアは「配色のバランス」や「過ごしやすさ」を意識!

1人暮らしのインテリアでは、小物や雑貨でお部屋の印象を大きく変えることもできます。
配色のバランスを考えることで、おしゃれで統一感のあるインテリアに仕上がります。

また、過ごしやすさを意識することで、お部屋が使いやすくなり、生活に役立つアイテムが増えます。例えば、キャンドルやアロマディフューザーで癒しの空間を演出してみてはいかがでしょうか。

空間の5%はアクセントカラー 鍵は小物使い!?

一般的に、小物や雑貨を取り入れる場合は、空間の%程度を目安にするとバランスが取れたインテリアになります。ただし、個人の好みやスタイルによって変わるため、あくまでも目安として考えると良いです。

“見せる収納” を上手に活用!

一人暮らしの空間において、見せる収納はとても効果的です。オープンタイプのラックや壁に取り付けられる棚などを使えば、本や小物を簡単に見せることができます。また、アイテムをあえて見せて収納することで、収納そのものがインテリアの一部になり、おしゃれで個性的な雰囲気を演出することができます。

さらに、お部屋をきれいに見せるためには、床に余計なモノを置かないことも大切です。収納ボックスなどを使って小物を収納することで、生活感を出さずにおしゃれな印象を与えることができます。また、ボックスなどは出し入れしやすいものを選ぶと便利です。

他にも、収納スペースが限られている場合は、無駄なものを捨てることも考えてみると良いでしょう。使わなくなったものや不要なものを整理し、収納スペースを効率的に使いましょう。

ラグは「床の面積とのバランス」を考慮しよう

ラグは、お部屋のインテリアに欠かせないアイテムの一つですが、選ぶ際には床の面積とのバランスを考慮することが重要です。

ラグの大きさは、お部屋の床面積に対して適切な大きさにする必要があります。床面積に対して小さすぎるラグを選んでしまうと、お部屋全体がバランスを欠いて見えてしまいます。逆に、床面積に対して大きすぎるラグを選んでしまうと、お部屋が圧迫感を感じさせることになります。

一般的には、リビングルームなどの広いスペースでは、床面積の約2/3から3/4程度の大きさのラグが適しています。一方、ベッドルームなどの狭いスペースでは、ベッドや家具などの配置に合わせて、床面積の約1/3から1/2程度の大きさのラグが適しています。

また、ラグを配置する場所によっても選ぶラグの種類や大きさが異なります。例えば、リビングルームの場合はソファとテーブルの配置に合わせてラグを選ぶことが多いです。また、ダイニングルームの場合はテーブルの下に敷くことが多いため、テーブルの大きさや形状に合わせたラグが必要となります。

鏡を活用すべし!

お部屋のスペースが限られている場合は、鏡を活用することで広く見せる効果があります。大きめの鏡を配置すると、鏡に映し出されるお部屋の景色が増え、奥行き感が生まれます。これにより、狭い空間でも広々とした印象を与えることができます。

また、鏡は単なる広がりの効果だけでなく、おしゃれなインテリアアイテムとしても活用できます。フレームのデザインや形状、鏡の位置などを工夫することで、お部屋の雰囲気に合わせたオシャレな鏡を選ぶことができます。

ただし、鏡を配置する際には、反射する景色や光の具合なども考慮する必要があります。例えば、鏡を配置する場所によっては、反射した景色がうまく調和しない場合もあります。また、鏡によっては光の反射が強く、眩しくなることもあります。そのため、鏡の配置場所や光の具合を詳しく検討してから、最適な鏡を選ぶようにしましょう。

以上のように、鏡を活用することでお部屋の広がりを演出することができます。しかし、鏡を配置する際には注意点もありますので、十分に検討した上で適切な鏡を選ぶようにしましょう。

ベッドやソファのデザインにも注目しよう!

スペースが限られている一人暮らしのお部屋においては、ベッドやソファなどの家具が占める面積が大きくなります。そのため、家具のカラーリングやデザインにも注目し、お部屋の雰囲気に合わせたものを選ぶことが大切です。

また、カーテンも大きな面積を占めるアイテムですので、カラーリングやデザインを選ぶことでお部屋の印象を大きく変えることができます。例えば、落ち着いた色合いのカーテンでまとめると、お部屋が落ち着いた雰囲気になりますし、明るい色合いのカーテンを選ぶと、お部屋が明るく開放的な印象になります。また、カーテンを選ぶ際には、生地の質感や透け感なども考慮することが大切です。

その他にも、家具やカーテン以外にも、小物などのアクセントを上手に取り入れることで、おしゃれで素敵な空間を演出することができます。例えば、観葉植物やクッション、ラグなどを配置することで、お部屋のアクセントとして役立ちます。

以上のように、スペースが限られた一人暮らしのお部屋でも、家具やカーテン、小物などを上手に選ぶことで、おしゃれで居心地の良い空間を創り出すことができます。

具体的なレイアウトのヒントも知りたいです!

限られたスペースを有効活用するために、一人暮らしのお部屋で意識したいレイアウトのコツを、3つご紹介します。

お部屋の中央に空間を設ける

ワンルームの6畳や8畳の部屋では、単にベッドやソファなどの家具を適当に配置するだけでは、乱雑な印象を与えてしまいます。もし部屋を広々と感じさせたい場合は、家具を両側の壁に寄せるように配置することが重要です。

中央に余裕のある空間を作ることで、目線が奥の方に向かいやすくなり、部屋全体を広く感じることができます。また、床を多く見せることで、開放的な印象を与えることもできます。

家具をL字に配置する

お部屋のスペースを最大限に利用したい場合は、家具を壁に沿ってL字型に配置すると良いでしょう。空いているスペースを作ることで、部屋全体を広々と使うことができます。テレビボードを設置したい場合は、コの字形に家具をレイアウトすると使いやすい部屋になります。ただし、家具が多くなりがちなので、背の低い家具を選ぶことがポイントです。

ベッドや収納をお部屋の中央に

もし部屋に十分なスペースがある場合は、ベッドや収納棚などの家具を中央に配置することもおすすめです。家具を仕切りにして、スペースを区分けすることで、奥を書斎や寝室、手前を食事スペースなど、使い方に応じて空間を分割することができます。

まとめ

1人暮らしの部屋では目指したいインテリアスタイルを決める

食事の場所を考えて家具を選定する

大型家具はお部屋のサイズに合わせて選び、手持ちの荷物に適した収納スペースを確保する

高さの低い家具でお部屋を広く見せ、収納棚は入り口側に置く

照明は「調光タイプ」か「多灯使い」

長く使えるかどうかも大切なポイントとして家具を購入する

過ごしやすい空間の決め手は「家具の配置」にある

ドアや扉の周辺を避けて家具を配置する

ソファは動線を考慮して取り入れる

テレビの前に観葉植物などを置いて光を遮るなどの対策が必要

インテリアは「配色のバランス」や「過ごしやすさ」を意識する!

空間の5%はアクセントカラー 鍵は小物使い!?

お部屋のスペースが限られている場合は、鏡を活用することで広く見せる

お部屋の中央に空間を設け、家具をL字に配置する

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