ワンルームのわいの部屋には蛍光灯がひとつあるだけなんだ。
照明で部屋の印象って変わるのかい?

ママ友のご自宅にお呼ばれしたらホテルのようにおしゃれなお部屋だったの。
灯りが印象的だったなぁ。照明選びのルールなんてあるのかしら。

今回の目当て

インテリアの照明の大切さについて学ぶ

ダイニングルームを作る際に、インテリア関連のインスタグラムを参考にしたけれど、思ったほどおしゃれにならなかった場合は、照明を見直すことをおすすめします。照明は、メインのソファーやテーブルほど目立たないかもしれませんが、お部屋全体の印象に大きく関わる重要なアイテムです。人が集うメインの照明には一段と華やかな灯りの照明を選ぶことで、全体的におしゃれに変身させることができます。

初歩的な質問ですが、リビングとダイニングの違いってなんですか?
はじめに “リビング” ってどんな場所ですか?

リビングとは日本語で「居間」という意味です。テレビやソファーを配置して、家族団らんやくつろぐためのスペースです。

ダイニングってどんな場所ですか?

ダイニングは日本語で「食堂」という意味です。つまりダイニングは、食事をするスペースのことを指します。ダイニングにはダイニングテーブルセットなどを配置する場合が多いです

リビングとダイニングの違い

リビングとダイニングはどちらも家族が集う場所ではありますが、リビングはテレビを見たりソファーでゆったりと読書をしたりとくつろぐ目的の部屋で、ダイニングは食事をすることを目的とした部屋です。

ダイニングルームの照明選びが大切な理由をご説明いたします

ダイニングルームの照明には食卓を明るくするという最も基本的な目的があります。ダイニングは家族や同居人、仲間が集い語り合う時間を過ごす場所の一つであり、ときには読書や書き物などの作業をしたりと目的に合わせた適切な明るさがあるだけで、快適に過ごせるようになります。さらに、ダイニングの照明はインテリア全体の印象を左右するため、選び方には十分注意が必要です。

シンプルなダイニングやリビングルームでも、写真のようにインパクトのある照明器具があると、空間全体が引き締まって見えるものです。さらに、照明の色を変えるだけでも、インテリアの印象は大きく変わります。

照明は、ソファなどと比較して注目を集めることが少ないアイテムです。

しかしながら、ダイニングやリビングルームのインテリアに合わせた照明を選ぶことで、お部屋全体を洗練されたおしゃれな空間に演出することができます。

照明を選ぶ際には、ポイントを抑えながら選ぶとOK!

丁寧に解説していきますので、よろしくお願いいたします。

まずは照明の色についてご説明いたします。

照明の色についての知識

「照明」という言葉には、色によって異なる印象を与えるものがあります。まずは、照明の色とそれぞれの色が与える印象についてご紹介しましょう。以下、主な色を紹介します。これらの色を単色で使用することもできますし、2色の照明を用意して、状況に合わせて使い分けることもできます。

電球色

電球色は、白熱電球に似た少し赤味がかった暖色系の色調が特徴です。この色はダイニングルーム全体を柔らかく暖かみのある雰囲気に演出します。目が疲れにくく、リラックスできる空間を作るのに適しているため、ダイニング用の照明としても適しています。

昼光色

昼光色はやや青白く、他の2色よりも最も明るい光を放つ特徴があります。

細かな文字を読むといった作業に適しており、脳の活性化にも効果があるとされているため、書斎や勉強部屋に最適です。しかし、リラックスしたい場所には適さないため、リビングにはあまりおすすめできません。

昼白色

昼白色は、自然な色味で太陽の光に近い特徴があります。3つの照明の色の中では最も自然な色合いで、人間の目にもっとも自然に映ります。

そのため、どのような空間でも自然に合わせることができます。ただし、自然な光の色合いなので、照明を利用してリビングの雰囲気を変えたい場合には向かないでしょう。

ダイニングルームの照明の種類と知識

今度はダイニングルーム照明の種類について見ていきましょう。前述のように、照明の色はダイニングの居心地や快適さに影響しますが、ライトの種類は主にインテリアのスタイルに関わってきます。ダイニングルームのインテリアスタイルに合わせた照明を選ぶことで、食卓をおしゃれに演出することができます。

シーリングライト

シーリングライトとは、天井に沿って取り付けられる形状の照明のことで、ダイニングの照明として最もよく使われるものです。デザインもシンプルなものから写真のように洗練されたものまで様々で、選択肢は豊富です。

ペンダントライト

ペンダントライトは、コードなどで吊り下げる形をしていて、採光目的だけでなく、インテリアコーディネートのアクセントとしても用いられることが多いライトです。デザイン性の高いものが多く、コードの長さによって明るさやリビングに与える印象も変化します。ダイニングルームを個性的でおしゃれな空間にするためには、ペンダントライトの上手な選び方が重要です。

フロアライト・テーブルライト

最後には、フロアライトやテーブルライトがあります。フロアライトやテーブルライトは、床やテーブルなどに置くことができるタイプの照明です。手元を照らすためのタイプもあれば、デザイン性を重視したものもあります。フロアライトやテーブルライトは、インテリアの配置に合わせて置くことができるというメリットもあります。

照明の明るさに関する知識

ダイニング空間を快適にするためには、適切な明るさが欠かせません。ここでは、ダイニングルームにライトを設置する際の明るさに関する注意点について見ていきましょう。

明るさの目安と基準

ダイニングは、食事を行うだけでなく、読書やテレビ視聴など「視覚」に関連する活動を行うこともあるため、目の負担を減らすためには適切な明るさが必要です。最近では、「リビング学習」という言葉もあるように、小さい文字を読むことも多く、快適な生活のためには十分な明るさが欠かせません。ダイニングやリビングルーム照明の明るさの目安は、以下のとおりです。

白熱電球:リビングの畳数 × 30W(ワット)
LEDライト:リビングの畳数 × 400lm(ルーメン)

照明のデザインや色によっても異なりますが、これらの数字を目安に照明の明るさを選ぶことで、大きな失敗を防ぐことができます。

「日本照明工業会」で定めている1灯でのLED照明器具の適用畳数

各メーカーはこの基準をもとに製造、畳数の表示をしています。部屋の広さによって必要な光は変わりますので照明器具や電球の購入時、参考ください。

白熱球を買う予定なんだけど目安ってあるのかい?

これまで白熱球は消費電力であるワット数を明るさの指標としていました。次の表は白熱球(E26タイプ)について、ワット数ごとのおおよそのルーメン数をまとめました。照明器具や電球を購入する際の参考くださいね。

一般白熱電球(口金E26)
100ワット1520ルーメン以上
80ワット1160ルーメン以上
60ワット810ルーメン以上
40ワット485ルーメン以上
20ワット170ルーメン以上

この表をスクショして電器店に行くよ。サンキュー!

電球の口金サイズを知ろう

電球のEという表記はなんだい?教えてくれると嬉しいです。

“E” という表記は口金のことです。

電球の口金とはソケットにくるくる回しながら差し込む部分のことです。

日本国内で使われている電球の口金は、E10、E11、E12、E17、E26、E39がありますが、一般家庭で使われている照明器具の口金はほとんどが「E17」と「E26」の2サイズです。

ホームセンターで購入される場合は、間違って購入することを防ぐためにも、実際に使用されている電球を持参して店員さんに確認されるといいですよ。

明るさの感じ方は人や人種によって違うって本当!?

明るさが同じでも、個人によって感じ方が異なります。例えば、高齢者と若者では異なります。高齢者は、若者よりも眩しさに敏感であるとされています。一方、細かい字を読む際には、若者の2倍の明るさが必要とされています。

さらに、瞳の色によっても明るさの感じ方は異なります。アジア人の目は濃い茶色が多いのに対し欧米人は青、ヘーゼル、緑、グレーなどと言った薄い色が多いため、目の違いで暗いと感じさせたり、眩しいと感じる違いが生じます。欧米人が冬でもサングラスをしているのはカッコつけではなくて本当に眩しいからです。


照明の明るさは、そのリビングを利用する人の年齢なども考慮に入れる必要があります。

明るさが足りない場合

若者や高齢者など、明るさの感じ方が異なる人々が同じリビングを快適に使うには、どのような対策が必要でしょうか。基本的には、「明るさの目安」で説明された照明の明るさを基本にして、光源が直接目に入らないデザインの照明を選ぶことが重要です。さらに、フロアランプやテーブルランプを使用して明るさを足すことで、全員がダイニングやリビングリームで快適に過ごすことができます。

グレアってなに!?

電器屋さんに行ってきたら、グレアグレアって言ってたの?
何のことだったのかしら。専門用語は分からないわ。

太陽の光や照明のあかりが眩しくて、うまく周りが見えなくなったことや不快な思いをしたことはありませんか?それは、「グレア」という現象です。

日本語では「眩輝(げんき)」「眩惑(げんわく)」と呼ばれます。


グレア=眩しさ と覚えておくとよいですよ。安心くださいね!

グレアについてもっと知りたいという方は、Wikipedia へ

まとめ

シンプルなダイニングやリビングルームでも、インパクトのある照明器具があると、空間全体が引き締まって見える

照明の色は主に3種類(電球色、昼光色、昼白色)

照明の種類は、主にシーリングライト、ペンダントライト、フロアライト・テーブルライト、壁掛けタイプもある。

明るさの目安
∟白熱電球:リビングの畳数 × 30W(ワット)
∟LEDライト:リビングの畳数 × 400lm(ルーメン)

照明器具の口金はほとんどが「E17」と「E26」

明るさの感じ方は人によって違う

グレアは眩しさのこと

インテリアアドバイザーのウェブサイトで取り上げてほしい内容などございましたら、お問い合わせフォーム よりご連絡ください。よろしくお願いいたします。

Follow me!