インテリアを変えた時、「なんかオシャレじゃない・・・」「圧迫感があるような気がる・・・」「イメージすら湧かない」など、なんとなく “もやもや” としたことはありませんか?
今回は、そんな “もやもや” を解消するためにも、インテリアを考える時に知っておきたい、
"基礎知識編”
「ディスプレイのコツ」をご紹介します。

今回の目当て

「ディスプレイのコツ」を知ろう

インテリアとディスプレイ(飾り方)について

「ディスプレイ」は、インテリアのカラーと同じくらい重要です。ただ小物をランダムに飾るのと、コツをつかんで飾るのでは、お部屋の洗練度に大きな違いが生まれます。では、どのようなポイントに注意してディスプレイを行えばよいのでしょうか?

あなたのお部屋には「テーマ」はありますか?

ガンダムとかフィギュアが好きだから、小さい頃に作ったプラモデルとかと一緒に飾ってるよ。テーマなんて考えたこともなくて、大好きなものに囲まれると幸せなんだ。自分が1番居心地が良いから。

素敵な感性ですね!好きなものに囲まれて生活するってアイデアは私も大賛成です!
幼少期に作ったものまで大切にされてるんですね、その気持ちは見習いたい。

その空間にどんなものをディスプレイしたいのか、だいたいで良いので決めておくとお部屋の雰囲気がきれいにまとまりやすくなりますよ。

嬉しいなぁ。趣味を認めてもらえると嬉しいよ。
折角だからカッコいい飾り方も知りたいよ。教えて!

テーマに合わないものがあれば、勇気を持ってそのものをお部屋から出そう

秋の季節に合わせて、秋らしいアイテムを飾ろうと決めたとします。
ディスプレイを進める中で、テーマに合わないものがあれば、それがお気に入りであっても、果断に外すことをおすすめします。テーマにそぐわないものをできるだけ取り除くことで、空間の統一感が大幅に向上します。

ゲームセンターでゲットした “ぬいぐるみ” は、押し入れに片付けるね!

適度に異なる素材を組み合わせると、より良い効果が得られます

カラーコーディネートのパートでは、カラーバランスについて紹介しましたが、ディスプレイにおいては「素材感」のバランスも重要です。
例えば、すべてのディスプレイアイテムをホワイトでまとめる場合を考えます。ホワイトのアイテムを全て木製の小物で揃えると、統一感があって素晴らしいと思われるかもしれませんが、それでも単調に感じるかもしれません。そんな場合には、異なる素材感を持つアイテムを取り入れることで、例えば陶器や布製品を加えると、ディスプレイがより鮮やかで生き生きとした印象を与えることができます。

インテリアアイテムに使われる素材にはどんなものがあるのかな

インテリアで使うアイテムによく用いられている素材について少しご紹介しますね。

1.木

自然素材は、丈夫で加工がしやすいという特徴があり、インテリアにおいて欠かせない素材の1つと言えます。さまざまな素材とも相性が良く、どんなインテリアにも使用できる素材です。

2.草

こちらは、いぐさ(畳)、ラタン(籐)、竹などの自然素材の1つで、通気性や保温性に優れ、ラグやソファ、床材など、木材と同じように幅広く使用されています。特に、和風やアジアン風のインテリアによく合わせられている素材です。

3.紙

古くから照明として使用されている素材で、障子や壁紙などに広く使われており、紙が素材として採用されることで、柔らかな質感が得られ、ソフトなカラーで統一されたインテリアに合わせやすいことが特徴です。また、ブラックなどの重いトーンで統一された部屋に使用すると、色の強さを和らげる効果があります。

4.プラスチック

主に収納家具やキッチンアイテムに使用される素材であり、色彩が鮮やかでお部屋のアクセントカラーとして使用することをお勧めします。金属系のアルミなどとの相性が良く、組み合わせることでポップな印象を与えます。ただし、自然素材と合わせる場合は、合わない印象を与える可能性があるため、注意が必要な素材です。

5.布

軽量で丈夫な特性を持ち、カーテンやラグ、ソファなどの家具によく使用される一般的な素材である。木材や草などと同様に、様々なインテリアスタイルに合わせることができる素材であると言えます。

6.皮革(本革・人工皮革など)

主にソファやクッションに使用される素材であり、布と比べるとやや高級感のある印象を与えることができます。また、木材と組み合わせると重厚感が、金属と組み合わせると軽快感を演出することができやすくなります。

空間ディスプレイにおいて、バランスのとれたディスプレイ方法を知ろう

並べ方ってあるの。カッコいい順番でしょ!

お部屋の雰囲気を変えるものとして、「ディスプレイアイテムの並べ方」というものもあります。どんな構成があるのかお伝えしてみます!

三角構成

中心に高さのあるものを配置することで、ディスプレイの列全体を三角形状に見せ、最も整然とした配置の1つを作ることができます。このような構成は、見た目が整っていて、バランスがとれているように見えるため、ものを並べる場合には最適な方法の1つです。

リピート構成

同じ大きさのものや色違いのものを規則的に並べることで、そのアイテムを際立たせる効果が得られます。このような構成は、例えば人形などのコレクションを持っている方にとっては、お勧めのディスプレイ方法です。

シンメトリー構成(対称構成)

中心になるものを軸として、左右対称の配置で、同じ高さや大きさのアイテムをサイドに配置することで構成されるディスプレイ方法です。(例:ソファのサイドに同じ大きさの観葉植物を置くなど)このような配置は、生活空間だけでなく、フォーマルな場面でも頻繁に使用されています。

集中構成

視覚的な統一感を出すために、コンパクトで統一的な場所に展示物を配置することで、空間を簡潔でシンプルに見せる構成です。視線を集中させ、効果的なアピールができるため、コンパクトで見せ方を重視する場合にはおすすめです。

壁ディスプレイにおいて、バランスのとれたディスプレイ方法を知ろう

ディスプレイはデスクやキャビネットの上に限らず、壁も素晴らしいディスプレイの場所です。額縁やポスターなどを上手に配置することで、壁を魅力的なディスプレイスペースに変身させることができます。壁面ディスプレイを楽しみませんか。

中心ラインを決めて飾ってみませんか

飾る前に中心となるポイントを決め、それを基準にサイズの異なるアイテムを一列に並べることで規則的なディスプレイを作る方法です。この構成は規則性を重視する方におすすめです。

中心ラインを決めてジグザグに飾ってみるなんてアイデアもありますよ

縦に中心ラインを定め、そのラインの左右に交互にディスプレイする方法です。この場合、飾るアイテムがすべて同じサイズであればバランスが取れます。

上下と幅のラインを決めて飾るなんて上級者の方法もお伝えいたしますね。
ドラマやお店のディスプレイにも採用されています。

上下と左右のラインを決め、その範囲内にディスプレイアイテムを配置する方法です。このように範囲を決めることで、大きさや形が異なるアイテムでも整然とまとめられ、散らかった印象を与えません。

ディスプレイの下に家具を置くアイデアもあります。
ベットの上に絵画を飾ってもよいですね!

壁面を飾った後は、壁面ディスプレイエリアの下にソファやベッド、キャビネットなどの家具を配置してみましょう。ディスプレイエリアの下部には、全体のバランスをよくするために「受け」となるものを配置しましょう。

すげー!僕のフィギュアコレクションも教えてもらった方法を参考にして試してみるよ。次回は僕のコレクションもみてね!

素材を組み合わせたり、壁のインテリアは参考になりました。ありがとうございました!

まとめ

テーマに合わないものがあれば、勇気を持ってそのものをお部屋から出す

適度に異なる素材を組み合わせると、より良い効果が得られる

空間ディスプレイにおいて、バランスのとれたディスプレイ方法は
∟三角構成
∟リピート構成
∟シンメトリー構成(対称構成)
∟集中構成

壁ディスプレイは、中心ラインを決めて飾る

インテリアアドバイザーのウェブサイトで取り上げてほしい内容などございましたら、お問い合わせフォーム よりご連絡ください。よろしくお願いいたします。

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