
「お部屋がいまいち垢抜けないのよねぇ」

「ごちゃごちゃしていて、お部屋が窮屈に感じるの」

「足の踏み場がないときもあるんだよなぁ。友人を呼べないんだよ。」

お気持ちとってもわかります。
たぶん、それは空間の “余白” と関係があるかもしれませんね!
今回の目当て
余白上手なお部屋づくりのポイントを知る
(床と壁の余白について)
「余白」= “感覚やセンス” が必要なんでしょう! と、難しく思われるお客様も多いのですが、実はとっても簡単なルールで解消できるんです。

“余白” って流行のミニマリストみたいな部屋のことかい?
僕は趣味のフィギュアを沢山飾りたいんだよなぁ。

ミニマリストという言葉をご存知なんですね! すごいなぁ。
こんな部屋を想像していませんか?
“余白” は、モノを所有しない。家具を置かないこととは別の考え方です。
丁寧にお伝えいたしますので、お付き合いくださいね!

ミニマリストとは
最低限必要なものだけを持って生活し、荷物をできる限り減らす人を指す。このライフスタイルは、大量生産や大量消費が一般的な現代社会において、本当に必要なものだけを持つことがむしろ豊かさをもたらすという考え方から生まれた。
床の “余白” について
【結論】
床の余白は、「3分の2」
家具が多い部屋は、視界に入る情報が多く圧迫感が生じる傾向にあります。家具が占める割合は、床の面積の3分の1が理想的です。言い換えると、床面積の3分の2が見えるスペースとなる余白が最適なバランスとなります。


大きな家具を増やすのを避けるためには、購入前に必要性を見直すことが大切

ご自身や一緒に生活する方が、部屋でどのような暮らしを希望されているのかを考えると、イメージしやすいかもしれませんね。
リビングやダイニングルームを例にとって考えていきましょう。
「リビングルーム」で過ごす時間が長くありませんか。そんな方は?


食後にはリビングのソファでくつろぎたいし、来客時にも自由な姿勢でくつろぎながら会話を楽しみたい方には、3人掛けやカウチタイプのような大型のソファがライフスタイルに適していますよ。
ワンポイントアドバイス
大型のソファを配置する場合は、他の家具はコンパクトにしてメリハリをつけることが重要です。
ローテーブルは使わず、必要最低限のサイドテーブルにすることで、大型の家具を減らすことができます。
大切なのは、欲しい家具を妥協せずに購入し、周りのアイテム選びで工夫することです。
それがインテリアを楽しむコツです。
「ダイニングルーム」で過ごす時間が長くありませんか。そんな方は?

お食事以外にも、パソコン作業やお子様のお勉強など、 ダイニングテーブルを使用する頻度が高い場合には、 ダイニングでゆっくりと食事やお酒を楽しむことができる (お食事とくつろぎ空間を一体化できる)、 ソファーダイニングもお勧めです。
また、ダイニングテーブルを 使用する頻度が多いため、機能性やデザイン性に優れた ソファーダイニングの選択が重要になります。

ワンポイントアドバイス
リビングダイニングセットは、 リラックスしてお食事ができ、 その後もダイニングで過ごしたくなる 低めのテーブルとソファーの組み合わせがオススメです。 ゆったりとした空間を演出することができます。
ソファーダイニングは、 リビングとダイニングをひとつの空間にまとめることができるため、 家具の数を減らし、床の余白を確保できます。
壁の “余白” について
【結論】
壁の余白は、「8割」!! でも最初は「9割」を目標に意識すること!

壁にも“余白” の考え方はあるの?

もちろん! 壁にも “余白” の考え方はあります。
多くの部屋は壁に囲まれており、私が住んでいる賃貸部屋もその例に漏れません。
ドアや窓があるとはいえ、部屋の中で床や天井よりも目につくのは壁です。
最初にするべきことは、複雑に考えずに、引くことを意識することです。
壁に8割の余白を残すのがバランスの良い見た目だと言われますが、慣れない人にとっては残りの2割のスペースに何を飾るかが悩ましいものです。
最初に、お気に入りのディスプレイアイテムを1つ選んでみるのはいかがでしょうか。
スタートラインとしては、壁の余白を9割残すことをオススメいたします。

リビングルームの壁に一つの飾るとするなら、実用的で手軽に取り入れられるのは、例えば掛け時計です。
配置する際のポイントは、壁の中央ではなく、左右のどちらかに寄せることです。
アシンメトリーな配置にすることで、お部屋が一気にスタイリッシュに見えますよ。
まとめ
床の余白は、「3分の2」
大型のソファを配置する場合は、他の家具はコンパクトにしてメリハリをつけることが重要。
ローテーブルは使わず、必要最低限のサイドテーブルにすることで、大型の家具を減らすことができる。
リビングダイニングセットは、 リラックスしてお食事ができ、 その後もダイニングで過ごしたくなる 低めのテーブルとソファーの組み合わせがオススメ。
壁の余白は、「8割」!! でも最初は「9割」を目標に意識すること!

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